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偲墓 — 故人を偲ぶ途切れない供養のカタチ

コラム

永代供養墓とは?特徴と注意点、選ぶ際のチェックポイントもご紹介!

読了約9分

お墓は先祖代々受け継がれていくものですが、多種多様な生き方を選択できる現在、将来的にお墓の管理をどうすればいいのか、不安に思う方が増えています。そういった方のお悩みを解決するのが、近年注目を集めている永代供養墓です。

目次+
  1. 01永代供養とは?
  2. 02永代供養墓とは?
  3. 03永代供養墓の主な種類と費用相場
  4. 合祀墓
  5. 集合墓
  6. 個別墓
  7. 納骨堂
  8. 樹木葬
  9. 散骨
  10. 費用相場(一覧表)
  11. 11永代供養墓を選ぶ際のチェックポイント
  12. 費用とその内訳
  13. 年間管理費の有無
  14. 永代供養墓の見学
  15. 納骨方法
  16. 納骨法要の有無
  17. 戒名・法名について
  18. 合同法要の有無
  19. ご夫婦や家族など、後日追加することの可否
  20. 改葬手続き
  21. 必須条件の有無
  22. 宗教・宗派の確認
  23. その他
  24. 24永代供養墓のメリットとデメリット
  25. メリット
  26. デメリット
  27. 27まとめ

お墓は代々受け継がれてきたものですが、生き方の多様化とともに、将来お墓をどう管理していくか不安に思う方が増えています。こうしたお悩みに応えるのが、近年注目を集めている永代供養墓です。

永代供養墓には種類があり、費用や供養方法も寺院・霊園ごとに異なります。選び方に迷う方も多いため、基本をおさえておくことが後悔のない選択につながります。

この記事では、永代供養墓についてご説明します。

永代供養とは?

永代供養とは、お墓参りが難しいご遺族に代わって、寺院や霊園がご遺骨の供養と管理を引き受ける埋葬方法です。お墓の継承で悩まれる方、子や孫に負担をかけたくない方に選ばれており、現代の事情に寄り添った供養のかたちといえます。

永代供養墓とは?

永代供養墓とは、永代供養が約束されたお墓全般を指します。

寺院や霊園がモニュメントを建立し、他家のご遺骨と一緒に安置する合祀墓・合葬墓をはじめ、納骨堂、樹木葬、個人の墓石を建てられる永代供養付き墓地・霊園など、さまざまな形式があります。

永代供養墓の主な種類と費用相場

永代供養墓は種類によって価格に幅があります。お墓の種類別に費用相場を見ていきましょう。なお「散骨」は、最初に費用を支払えば以後の管理や供養が不要という点から、永代供養の一種としてご紹介します。

合祀墓

ご遺骨を骨壺から取り出し、他の方と一緒の場所に埋葬するお墓です。

費用相場は、5万円~30万円程度です。

集合墓

石碑などのモニュメントを共有しながら、骨壺のまま埋葬するお墓です。多くの施設では個別安置に一定期間を設け、期間が過ぎると合祀に切り替わります。

費用相場は、20万円~60万円程度です。

個別墓

個人や家族ごとに墓石を建て、骨壺のまま埋葬するお墓です。集合墓と同じく、一定期間が過ぎると合祀に切り替わります。

費用相場は、50万円~150万円程度です。

納骨堂

ご遺骨を安置し供養できる施設です。費用は形態によって幅があるため、タイプ別にご紹介します。

  • ロッカー式の納骨堂:鍵付きのロッカーに骨壺を納めます(相場:20万~80万円程度)
  • 仏壇タイプの納骨堂:上段に仏壇、下段に骨壺を納めます(相場:40万~200万円程度)
  • 自動搬送式の納骨堂:お参りの際に骨壺が自動で搬送されます(相場:50万~200万円程度)
  • 位牌タイプの納骨堂:並べられた位牌に向かってお参りします(相場:5万~10万円程度)

樹木葬

樹木を礼拝の対象にしたお墓です。納骨堂と同様、費用は形態によって異なります。

  • 個別納骨タイプ:1本の樹木に個人または家族単位で納骨します(相場:50万円~150万円)
  • 集合墓タイプ:樹木を共有し、骨壺のまま納骨します(相場:20万円~60万円)
  • 合祀タイプ:樹木を共有し、ご遺骨は合祀します(相場:5万円~20万円)

散骨

ご遺骨を粉末状にして撒く自然葬の一種です。撒く場所は海や山のほか、宇宙などを選べる場合もあり、選択によっては高額になります。ご遺骨は2mm以下のパウダー状にする必要があり、専門家に依頼する場合は別途1万円程度の費用がかかります。

費用相場は、5万円~30万円程度です。

費用相場(一覧表)

種類金額
合祀墓5万円~30万円
集合墓20万円~60万円
個別墓50万円~150万円
納骨堂5万円~200万円
樹木葬5万円~150万円
散骨5万円~30万円

永代供養墓を選ぶ際のチェックポイント

永代供養墓を選ぶ際に確認したい12項目をご紹介します。ご自身の希望に加え、ご家族や親族の希望も踏まえて確認していきましょう。

  1. 費用とその内訳

    契約時の費用について、お布施など別途かかるものがないか内訳を確認しましょう。

  2. 年間管理費の有無

    本来、永代供養墓に年間管理費はかかりません。ただし、生前申込の場合や、寺院・霊園の方針により必要となる施設もあります。事前に確認してください。

  3. 永代供養墓の見学

    実際に現地へ足を運び、苑内の雰囲気や参拝スペース、管理の行き届き具合をご自身の目で確かめましょう。お参り可能な時間帯も併せて確認しておくと安心です。

  4. 納骨方法

    永代供養墓の埋葬方法は、骨壺から取り出して他の方と合わせて埋葬する「合祀型」と、骨壺のまま埋葬する「個別埋葬型」に分かれます。

    合祀型では、一度埋葬したご遺骨を個別に取り出すことはできません。

    そのため、分骨や改葬はできなくなります。お参りも永代供養塔などのモニュメントに向かう形になるため、さみしさを感じる方もいらっしゃいます。

    一方、個別埋葬型には、納骨堂のように個別に振り分けられたロッカーでご供養されるタイプや、一般的なお墓に埋葬するタイプなどがあります。骨壺のまま埋葬するため、分骨や改葬も可能です。

    昔ながらのお参りができるタイプもあり、合祀型に抵抗を感じる方でも受け入れやすい傾向にあります。

  5. 納骨法要の有無

    納骨法要の有無は寺院・霊園によって分かれます。行われる場合は、墓前のスペースを確認し、参列者が多い場合は事前に相談しましょう。四十九日や一回忌などの法要も合わせて依頼する際には、別途お布施が必要か確認してください。

  6. 戒名・法名について

    戒名・法名の扱いは寺院・霊園によって異なります。本名のままで納骨できる施設もあれば、所定寺院の戒名・法名が必要な場合もあります。

    戒名・法名がない場合や、他宗派でつけた戒名がある場合、納骨できるか聞いておきましょう。

    併せて、戒名・法名をつけてもらえるのか、つけてもらえる場合の費用も確認しておくと安心です。

  7. 合同法要の有無

    永代供養墓では、お盆やお彼岸に合同法要を行う施設もあります。開催の有無、時期、費用を確認しておきましょう。

  8. ご夫婦や家族など、後日追加することの可否

    受け入れは基本的に一体ずつですが、ご家族で契約する場合は何体まで追加できるかを確認しましょう。複数同時申し込みで割引を設けている施設もあります。血縁者以外のご遺骨を納めたい場合も事前確認が必要です。

  9. 改葬手続き

    自治体によっては改葬先の「受入許可書」が必要になります。事前に用意してもらえるか確認しましょう。

  10. 必須条件の有無

    寺院・霊園によっては、檀家になることや、施設が取り仕切る「会」への加入を求められるケースがあります。納骨のための条件を必ず確認してください。

  11. 宗教・宗派の確認

    永代供養墓のほとんどは宗教不問ですが、寺院・霊園によっては特定の宗教・宗派が条件になる場合もあります。事前に確認しましょう。

  12. その他

    分骨の可否、生前申込の可否、位牌などのお炊き上げの可否と費用など、ご自身の希望もチェック項目になります。

    墓じまいで複数のご遺骨を改葬したい場合、あるいはご遺骨を持参できない場合は、「送骨」(骨壺を郵送する方法)を受け付けているかも確認しておきましょう。

永代供養墓のメリットとデメリット

永代供養墓を申し込む際に押さえておきたいメリットとデメリットをご紹介します。メリットの多い埋葬方法ですが、デメリットの確認も大切です。

メリット

永代供養墓のメリットは、後継者の有無を問わず申し込める点です。供養・管理を寺院・霊園が行うため、定期的なお墓参りや法要を気にかけなくて済むことも魅力です。

一般的なお墓より費用を抑えられる点も重要です。通常、お墓を建てる費用は200万円前後といわれていますが、永代供養墓は埋葬方法にこだわらなければ数万円からの選択も可能です。

デメリット

永代供養墓で特に意識したいデメリットは、合祀という埋葬方法が、通常のお墓参りに慣れている方には受け入れにくい場合があることです。

合祀ではご遺骨を骨壺から取り出し、他の多数の方のご遺骨と一緒に埋葬します。一度合祀すると、個々のご遺骨を取り出すことはできません。

個人で墓石を設けた場合でも、いずれは合祀される点にも注意が必要です。合祀のタイミングは契約によりますが、最長でも50回忌の「弔いあげ」と考えておくとよいでしょう。

お墓参りの仕方に制限がある場合もあります。寺院・霊園によっては、墓前ではなく定められた場所でしかお参りできなかったり、屋内の納骨堂ではお線香が禁止されていたり、屋外でもお供え物が認められなかったりします。昔ながらのお参りを望む方には、事前の確認が重要です。

まとめ

永代供養墓は、管理やご供養を寺院・霊園にお任せでき、後継者を必要としない、現代のライフスタイルに寄り添ったお墓です。

比較的新しい供養方法のため、昔ながらの先祖代々のお墓に思い入れのある方にとっては慎重な判断が必要です。

この記事を参考に、特徴やメリット・デメリットを把握し、ご家族皆様が納得できるお墓選びにお役立てください。

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