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コラム

永代供養の手続きについて、基本的な流れを解説!

読了約7分

近年人気を集めている「永代供養」は、お墓を守ってくれる人がいないなど後継者問題で悩んでいた方たちや、故郷への頻繁な帰省が難しくなった世代に選ばれています。また、ご自身の葬儀をご自身が決めたり、お墓を元気なうちに準備できたりする「生前予約」が可能な供養形態としても、注目されています。

目次+
  1. 01永代供養とは?
  2. 02永代供養の手続きについて
  3. 永代供養を申し込むのに必要な書類は?
  4. 生前予約をする場合の手続き
  5. 墓じまいの後に永代供養する場合の手続き
  6. 一般墓から永代供養墓へ切り替える場合の手続き
  7. 07永代供養の手続き具体例
  8. 08永代供養で埋葬後の流れ
  9. 永代供養をした後に必要なもの
  10. お墓参りや忌日法要について
  11. 11その他の永代供養の手続き
  12. 樹木葬
  13. 散骨
  14. 14まとめ

近年、永代供養は、承継者の不在に悩む方や、故郷への帰省が難しくなった世代に選ばれています。ご自身で葬儀やお墓を元気なうちに決められる「生前予約」に対応していることも、注目を集めている理由のひとつです。

ただ、購入手続きや改葬の手順が分かりにくいため、関心はあっても踏み出せずにいる方も少なくありません。

この記事では、永代供養の基本的な手続きについて、必要書類・生前予約・墓じまい後の流れ・埋葬後の対応まで順にご説明します。

永代供養とは?

永代供養とは、寺院や霊園に永代供養料を納め、ご遺骨の供養と管理を永代にわたって任せる埋葬方法です。供養や管理の方法に決まりはなく、寺院や霊園ごとに異なります。

永代供養の手続きについて

永代供養の手続きについて、申請→契約→納骨までの基本的な流れをご説明します。必要な書類もあわせてご紹介します。

永代供養を申し込むのに必要な書類は?

必要書類は、新しくお墓を購入する方と、既にお墓をお持ちの方で異なります。既にお墓をお持ちの方は、現在のお墓の所在地を管轄する自治体の書類と、現在のお墓がある寺院・霊園からの書類、加えて新規購入の方と同じ書類が必要です。

書類名称発行場所
受入証明書永代供養申し込み先
改葬許可申請書(お墓を持っている方)現在の墓地所在地の自治体
埋葬証明書(お墓を持っている方)現在のお墓がある寺院・霊園
改葬許可証(お墓を持っている方)現在の墓地所在地の自治体

「受入証明書」は、申し込み先によって名称が変わる場合があります。同じ寺院・霊園内で永代供養墓に改葬する場合でも、改葬許可申請は必要です。加えて、申込者の戸籍謄本・印鑑登録証明書・身分証明書などを求められることもあります。

生前予約をする場合の手続き

生前予約ができる寺院・霊園・納骨堂などを探し、契約します。支払い後に、契約書の控えと支払い済みの証明書が届きます。この書類はご自身が亡くなった後に必要になるため、必ずご家族に伝え、保管場所を共有しておきましょう。

墓じまいの後に永代供養する場合の手続き

既にお持ちのお墓から永代供養のお墓へ改葬する際、届け出先は3か所です。

  • 現在のお墓を管理している寺院・霊園
  • 現在の墓地所在地の自治体
  • 永代供養を申し込む寺院・霊園・納骨堂

具体的な流れは、後述の「永代供養の手続き具体例」をご参照ください。

なお、ご遺骨を動かす際には、現在のお墓を管理する寺院・霊園による「閉眼供養」(墓石から仏様の魂を抜く儀式)が必要です。また、お墓の様式によっては、移転先での納骨時に「開眼供養」(墓石に魂を入れる儀式)が行われます。いずれも僧侶を招いて墓前で行います。

一般墓から永代供養墓へ切り替える場合の手続き

基本は、墓じまいのうえで永代供養墓に改葬する手順です。ただし、現在の先祖代々のお墓そのものを永代供養のお墓に変更してくれる霊園・寺院もあります。

対応は施設によりますので、霊園の管理者やお寺のご住職に直接ご相談ください。

永代供養の手続き具体例

最も複雑になる「墓じまいの後に永代供養する場合」の具体的な流れです。

墓じまいの必要がなく改葬だけの場合は下記「6」が不要です。お墓がない方は下記「4」と「9」のみとなります。

  1. 現在の墓地所在地の自治体から「改葬許可申請書」をもらう
  2. 現在お墓を管理している寺院・霊園から署名・捺印をもらう
  3. 現在お墓を管理している寺院・霊園から「埋葬証明書」をもらう
  4. 永代供養を申し込む寺院・霊園・納骨堂から「受入証明書」をもらう
  5. 現在の墓地所在地の自治体に、署名・捺印済みの「改葬許可申請書」「埋葬証明書」「納骨許可書」を提出し「改葬許可証」を交付してもらう
  6. 遺骨の取り出しやお墓の整理を依頼する石材店を選ぶ
  7. 現在お墓を管理している寺院・霊園による閉眼供養の後、遺骨を取り出す
  8. 永代供養をお願いする寺院・霊園・納骨堂へ、ご遺骨と「改葬許可証」を持参する
  9. 永代供養墓に合祀、もしくは個別に納骨する

※納骨の際、永代供養を申し込む寺院・霊園・納骨堂による開眼供養が行われる場合もあります。

永代供養で埋葬後の流れ

ご遺骨を埋葬した後、管理者側で行われるご供養、追加料金、お墓参りについてご説明します。

永代供養をした後に必要なもの

永代供養は基本的に契約時の支払いのみで完結しますが、寺院の永代供養では、法事法要の際にお布施が必要となることがあります。読経をお願いするためです。

また、永代供養料に管理費が含まれていない場合、期限を区切って管理費を支払うことになるケースもあります。

お墓参りや忌日法要について

永代供養の最大のメリットは、お墓の管理と供養を安心して任せられる点です。埋葬後、お墓参りや忌日法要の負担はありません。清掃のほか、春と秋のお彼岸・お盆・命日には合同供養が行われます。

ただし、追善供養となるご遺族の回忌法要・法事は、宗教上は行ったほうがよいとされています。執り行う際は、墓地管理者に事前にお申し込みください。

なお、永代供養のお墓は個人のお墓と違い、プライベートな空間が用意されていないため、時間をかけて故人と語り合うことは難しくなります。お参りは自由にできます。

その他の永代供養の手続き

樹木葬と散骨の手続きについてご紹介します。

樹木葬

樹木葬の申し込み手続きは、通常の墓地契約とほぼ同じです。墓石が不要な分、墓石関連の手続きが省略され、生前予約にも対応している点が特徴です。

散骨

後々の供養が不要な散骨は永代供養の一種と呼べますが、散骨そのものに特別な手続きはありません。

ただし、墓じまいが必要な際は注意が必要です。散骨は「改葬」にあたらないため、墓じまいに必要な「改葬許可証」が発行されない場合があります。

その際は、現在の墓地所在地の自治体窓口で墓じまいの必要性を伝えて「改葬許可証」の発行をお願いするか、「改葬許可証」は不要という確認を自治体から得たうえで、墓地管理者に墓じまいを認めてもらいましょう。

まとめ

先祖代々のお墓を墓じまいし、永代供養先に移すと考えると、大変な作業に思えて気が重くなる方も多いでしょう。

永代供養はご家族に負担をかけず、事前予約によって埋葬方法もご自身で決められる供養方法です。新しいお墓や供養の選択肢として、ご検討の一助になれば幸いです。

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