目次+
- 01永代供養とは?
- 02永代供養の料金相場
- 03永代供養にかかる費用の仕組みについて
- 04永代供養のお布施について
- 05永代供養における刻字料とは
- 06永代供養料の内訳別相場
- 永代供養のお布施
- 永代供養墓の刻字料
- 永代供養墓に必要なその他の費用
- 10「地域」や「宗教」による永代供養料の傾向
- 地域別にみる永代供養の平均費用
- 宗旨・宗派の違いによる永代供養料の差は少ない
- 13納骨方法別の永代供養の費用相場
- 合祀墓
- 集合墓
- 個別墓
- 納骨堂
- 樹木葬
- 散骨
- 費用相場一覧表
- 21一般のお墓を永代供養墓に変える際の費用
- 墓じまいの後、永代供養にする場合
- 墓石の撤去費用の相場
- 既にあるお墓に永代供養をプラスする場合
- 25永代供養の法要について
- 法要のタイミング
- 法要時のお布施
- 28永代供養料を支払う際の「表書き」について
- 29永代供養料は相続税や債務控除の対象になるの?
- 30まとめ
永代供養は、一般的なお墓を建てるよりも費用を抑えやすい供養方法として知られています。少子高齢化や核家族化が進む近年、選ばれる方が増えています。
ただし料金の幅は広く、3万円ほどから200万円を超えるものまであります。200万円と聞けば、決して安いとは言えません。永代供養を検討するなら、費用の仕組みと相場を押さえておきたいところです。
この記事では、永代供養の費用について順にご説明します。
永代供養とは?
永代供養とは、ご遺骨の供養と管理を寺院・霊園に任せる埋葬方法です。寺院や霊園に永代供養料を納めることで、ご遺骨の供養・お墓の清掃・墓地の管理までお願いできます。供養や管理の仕方に決まりはなく、寺院・霊園ごとに異なります。
永代供養の料金相場
永代供養の一般的な費用相場は、ご遺骨1体につき3万円〜30万円ほどです。
この幅は、ご遺骨の埋葬方法によって生じます。すぐに合祀する場合は安く、個別に納めてから合祀する場合は、個別安置期間の分だけ割高になります。
また、永代供養のついたお墓になると、費用相場は5万円〜200万円まで広がります。高価な墓石を備えた個人墓は、一般のお墓と同程度の費用が必要です。
金額は、お墓の形式や供養の内容のほか、付帯施設の充実度によっても左右されます。
永代供養にかかる費用の仕組みについて
永代供養にかかる費用は、名称が異なる場合もありますが、基本的に次の3つです。単独で請求される場合と、「永代供養料」としてまとめて支払う場合があるため、契約の際によくご確認ください。
- 永代供養料:永代にわたってご遺骨を管理・供養してもらう費用
- 納骨料・お布施:納骨時の法要のための費用
- 刻字料:石碑に故人のお名前などを彫刻するための費用
永代供養のお布施について
永代供養でも、お布施は必要です。お布施とは、読経へのお礼としてお渡しするものです。
永代供養では「納骨法要」と「年忌法要」の際にお経をあげていただくため、お布施が必要になります。ただし「納骨法要」のお布施は「納骨料」とセットになっている場合もあるため、事前に確認しておきましょう。
永代供養における刻字料とは
刻字料とは、お墓の横に建てられる石碑「墓誌」に、故人のお名前・俗名・戒名・没年月日などを彫刻するための費用です。小石板など個別の墓誌を準備する場合は割高になります。
墓誌は、施設やご供養の種類によって必ず建てる場合と、希望者のみが建てる場合があります。選ぶ際に確認しておきましょう。刻字料は「墓碑銘」「墓誌刻字料」とも呼ばれ、最初に支払う「永代供養料」に含まれていることもあります。
永代供養料の内訳別相場
永代供養料とセットになっていることの多い「納骨料・お布施」と「刻字料」ですが、別途お支払いになる可能性もあります。永代供養料とは分けて準備しておくと安心です。
永代供養のお布施
納骨の際に行われる納骨法要の費用は、3万円〜5万円が目安です。
ただし、新しくお墓を建てたときや仏壇を購入したときなどに行う「開眼供養」を合わせて行う場合は、納骨法要と合わせて10万円ほどが相場となります。
永代供養墓の刻字料
刻字自体は、3万円ほどが相場です。
刻字の際に戒名を授かる場合は、別途お布施が必要になります。お布施に決まりはありませんが、目安は3万円ほどです。また、小石板など個別の墓誌を準備する場合も別途費用がかかるため、事前に確認しておきましょう。
永代供養墓に必要なその他の費用
上記のほかに、「墓石料」「入檀料」「年間費」「会場使用料」などが必要になる場合もあります。これらはお墓の形態や供養の内容、寺院・霊園によって異なります。契約の際には、費用の内訳や見積りをきちんと確認しておきましょう。
「地域」や「宗教」による永代供養料の傾向
永代供養料は「地域」や「宗教」によって変わるのか、その差をご説明します。
地域別にみる永代供養の平均費用
永代供養の費用を地域別にみると、関東の都心部は比較的高く、地方になるほど安くなる傾向があります。ただし、地域差よりも寺院・霊園ごとの差のほうが大きく、都内でも10万円以下の納骨堂はありますし、地方ならどこでも安いというわけでもありません。
宗旨・宗派の違いによる永代供養料の差は少ない
寺院の規模や格による差はありますが、宗教による大幅な違いはありません。各宗派の総本山における永代供養の料金は、合葬タイプで3万円〜5万円が平均値です。
納骨方法別の永代供養の費用相場
永代供養料は、お墓の種類によって幅があります。永代供養を備えたお墓の種類別に、費用相場を確認していきましょう。
なお、「樹木葬」や「納骨堂」は永代供養がついたお墓のひとつで、集合墓や個別墓にあたります。「散骨」も、最初に費用を支払えば以後の管理や供養が不要な点から、永代供養のひとつとしてご紹介します。
合祀墓
合祀墓とは、ご遺骨を他の方と一緒の場所に埋葬するお墓です。永代供養料は1人あたり5万円〜30万円ほどになります。
集合墓
集合墓とは、石碑などのシンボルを共有しつつ、納骨スペースは個別に設けられているお墓です。個別安置には期間があり、一定期間を過ぎると合祀に切り替わります。費用相場は20万円〜60万円ほどです。
個別墓
個別墓とは、一般のお墓に最も近い形式で、家族ごとに墓石を建ててご遺骨を埋葬します。一般のお墓と違うのは、安置できる期間が決まっており、その期間を過ぎると合祀される点です。費用相場は50万円〜150万円ほどになります。
納骨堂
納骨堂とは、お墓を持たない方がご遺骨を安置し供養できる施設です。費用は形態によって差があるため、タイプ別にご紹介します。
- ロッカー式の納骨堂:鍵付きのロッカーの中に骨壺を納めます(相場:20万〜80万円ほど)
- 仏壇タイプの納骨堂:上段に仏壇を備え、下部に骨壺を納めます(相場:40万〜200万円ほど)
- 自動搬送式の納骨堂:お参りの際に骨壺が自動で搬送されます(相場:50万〜200万円ほど)
- 位牌タイプの納骨堂:並べられた位牌に向かってお参りします(相場:5万〜10万円ほど)
樹木葬
樹木葬とは、通常は墓石となる礼拝の対象を樹木にしたお墓です。納骨堂と同様、形態によって費用に差があります。
- 個別納骨タイプ:1家族に1樹木、家族単位で納骨します(相場:50万円〜150万円ほど)
- 集合墓タイプ:樹木を他の方と共有し、骨壺のまま納骨します(相場:20万円〜60万円ほど)
- 合葬・合祀タイプ:樹木を他の方と共有し、ご遺骨は合祀します(相場:5万円〜20万円ほど)
散骨
散骨は自然葬のひとつで、火葬後のご遺骨を粉末状にし、海や山などに撒く埋葬方法です。ご遺骨を2mm以下のパウダー状にする必要があり、専門家に依頼した場合、粉骨の費用は1万円程度です。散骨そのものの費用は撒く場所や方法で変わり、5万円〜30万円程度が目安となります。
費用相場一覧表
| 種類 | 費用相場 |
|---|---|
| 合祀墓 | 5万円〜30万円 |
| 集合墓 | 20万円〜60万円 |
| 個別墓 | 50万円〜150万円 |
| 納骨堂 | 5万円〜200万円 |
| 樹木葬 | 5万円〜150万円 |
| 散骨 | 5万円〜30万円 |
一般のお墓を永代供養墓に変える際の費用
すでにお墓をお持ちの方が、納骨されているご遺骨を永代供養にするには、2つの方法があります。それぞれご説明します。
墓じまいの後、永代供養にする場合
墓じまいをして永代供養にする際の費用は、大きく「墓石の撤去費用」と「永代供養料」に分かれます。「墓石の撤去費用」には、「撤去工事費」「閉眼供養料」「行政手続き」が含まれます。閉眼供養とは、墓石に込められた仏様の魂を抜く儀式で、僧侶を招き墓前で行います。
墓石の撤去費用の相場
| 項目 | 費用相場 |
|---|---|
| 撤去工事費 | 墓地面積1㎡あたり8万円〜15万円 |
| 閉眼供養 | 3万円〜5万円 |
| 行政手続き | 〜3,000円 |
上記の費用に「永代供養料」を加えた金額が、一般のお墓を永代供養墓に変える際の費用の相場となります。
既にあるお墓に永代供養をプラスする場合
基本的には、墓じまいの後に永代供養墓へ改葬しますが、現在ある先祖代々のお墓そのものを永代供養墓に変更できる霊園・寺院もあります。可能であれば墓じまいの費用を節約できますので、霊園の管理者やお寺のご住職に直接ご相談ください。
永代供養の法要について
永代供養は、法要も含めた供養を寺院・霊園に一任する契約です。基本的な法要は寺院・霊園が定期的に行っています。ただし、ご遺族が個別に法要を営めないわけではありません。親族・ご家族の希望があれば、法要を申し込むことができます。
法要のタイミング
永代供養でも、回忌法要のタイミングは一般と変わりません。33回忌を年忌止めとし法要を終えるケースが多いのも同じです。
法要時のお布施
法要時のお布施は、3万円〜5万円ほどが相場です。宗派による違いはほぼありませんが、地域や寺院によって変わることもあります。
永代供養料を支払う際の「表書き」について
永代供養料をお渡しする際は、冠婚葬祭で使用する無地の金封に入れてお渡しします。水引のかけられた袋の場合は、黄白か黒白を使用します。
表書きは「永代供養料」または「供養料」とします。薄墨は用いず、濃墨の筆か筆ペンで書きましょう。施主のお名前と金額も忘れずに記入してください。
永代供養料は相続税や債務控除の対象になるの?
永代供養料は、葬儀後の供養とお墓の維持・管理のために支払う料金のため、債務控除の対象にはなりません。ただし、永代供養料を生前にお支払いすることで課税対象の財産を減らせるため、相続税の節税にはつながります。
まとめ
永代供養料の内訳は、おおむね墓所使用料2割・維持管理費6割・法要料2割とされています。通常のお墓に比べて費用は抑えられますが、選び方によっては100万円を超えることも少なくありません。
この記事を手がかりに、永代供養に必要な費用と仕組みを把握し、ご自身に合った供養方法をお選びください。費用に不安がある場合は、永代供養をお願いする寺院・霊園に直接相談することをおすすめします。
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