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コラム

永代供養と墓じまいはどう違う?意味はもちろん、手順や費用まで解説!

読了約7分

永代供養とセットで語られることの多い「墓じまい」ですが、全く意味が異なることはご存じでしょうか。 永代供養とは、永代にわたる供養を寺院や霊園にお任せすることです。一方、墓じまいとは、先祖代々のお墓を撤去し、別の形で供養することです。それぞれに違う意味を持つ言葉が、同じ意味として捉えられてしまうのには、理由があります。

目次+
  1. 01永代供養と墓じまいの意味と違い
  2. 永代供養とは
  3. 墓じまいとは
  4. 同じ意味に捉えられがちな理由
  5. 05墓じまいをして永代供養に移すまでの5つのステップ
  6. 06墓じまいに必要な費用
  7. 07まとめ

永代供養とセットで語られることの多い「墓じまい」ですが、意味は大きく異なります。

永代供養は、永代にわたる供養を寺院や霊園に任せることです。一方、墓じまいは、先祖代々のお墓を撤去し、別の形で供養することを指します。

別々の意味を持つ言葉が同じ意味として捉えられるのには理由があります。お墓のことで悩まれている方は、両者の基本を知っておくと判断しやすくなります。

この記事では、永代供養と墓じまいについて順にご説明します。

永代供養と墓じまいの意味と違い

それぞれの意味を整理したうえで、混同されやすい理由をご紹介します。

永代供養とは

永代供養とは、お墓の管理とご遺骨の供養を寺院・霊園に任せる埋葬方法です。子孫やご親族が代々承継していく一般のお墓に対し、承継を前提としない点が特徴です。

従来は承継者がいない方や身寄りのない方に選ばれてきましたが、近年は子孫がいてもご遺族に負担をかけたくないという理由から、永代供養を選ぶ方が増えています。

墓じまいとは

墓じまいとは、先祖代々のお墓を解体・撤去し、更地にしてお墓の管理者に土地を返すことを指します。「廃墓」「廃墓石」とも呼ばれます。

ただし墓じまいには、使わなくなったお墓を処分するだけでなく、取り出したご遺骨の行き先を決める意味も含まれます。ご遺骨は、勝手に移動したり埋葬したりすることを法律で禁じられているためです。

墓じまい後の供養先に決まりはなく、ご自身に合った方法を選べます。主な選択肢は次のとおりです。

墓じまいのあとの供養先

  • 永代供養墓・樹木葬・納骨堂などに改葬する
  • ご遺骨を粉末化して海や山へ撒く散骨をする
  • ご遺骨をご自身のそばにおく手元供養とする
  • ご遺骨を複数に分ける分骨とする
  • 新たに購入した墓地に改葬する

同じ意味に捉えられがちな理由

永代供養は、お墓の有無にかかわらず知っておきたい知識です。墓じまいは、現在お墓をお持ちでない方には直接関係のない話題です。

しかし墓じまいという言葉には、取り出したご遺骨の新しい供養先を決める意味も含まれます。選択肢のなかでも永代供養は、最終的な供養方法として選ばれる方が多くいらっしゃいます。

そのため墓じまいと永代供養はセットで語られやすく、同じ意味に捉えられがちなのです。

墓じまいをして永代供養に移すまでの5つのステップ

ここからは、墓じまいから新しい永代供養までの流れを5つのステップでご説明します。

  • ステップ1永代供養先を決める

    墓じまいをして永代供養墓に改葬する場合、最初に永代供養先を決めます。墓じまいの手続きには、新しい改葬先に発行してもらう「受入証明書」が必要だからです。菩提寺に永代供養をお願いするならご住職にご相談ください。寺院を替えたい方、菩提寺がない方は、永代供養を受け入れてくれる寺院・霊園を探します。アクセスや供養方法などを踏まえて、ご自身に合う永代供養墓を検討しましょう。

  • ステップ2墓じまいに必要な書類を集める

    墓じまいには、次の書類が必要です。

    • 新しい改葬先が発行する「受入証明書」または「契約書」
    • 墓じまいをするお墓の所在地にある自治体に申請する「改葬許可申請書」
    • 墓じまいをするお墓の管理者が発行する「埋葬証明書」
    • 墓じまいをするお墓の所在地にある自治体が発行する「改葬許可証」

    「改葬許可証」は、お墓の所在地にある自治体に「受入証明書」「改葬許可申請書」「埋葬証明書」を提出して発行してもらいます。墓地の使用者と改葬許可申請者が異なる場合は「改葬承諾書」も必要です。「改葬許可申請書」には改葬者全員の氏名が必要ですが、人数が多い場合は別紙に記入して提出することもできます。

    自治体によって書類の名称や必要書類が異なることもあるため、事前にお墓の所在地の自治体にご相談ください。一連の行政手続きは、墓じまい後の納骨時に必ず必要になります。押印や署名が必要な書類もありますので、余裕をもって準備しましょう。

  • ステップ3閉眼供養

    墓じまいの重要な手順のひとつに「閉眼供養」があります。お墓には故人の魂が宿っているとされるため、ご遺骨を取り出す前に、お墓を単なる石にもどす必要があります。その際にご住職の読経によって行うのが閉眼供養です。地域や宗派によっては「遷仏法要」「お精抜き」「御魂抜き」などと呼ばれます。

  • ステップ4ご遺骨の取り出しと墓石の撤去

    ご遺骨を取り出すには、石材店に依頼して墓石を動かしてもらいます。石材店は寺院・霊園が指定する場合もあるため、管理者と相談して依頼先を決めましょう。お墓の撤去では、墓石だけでなく、土台となる巻石や外柵材など、すべての構造物を取り除いて整地し、返還します。

  • ステップ5永代供養先にご遺骨を納骨

    取り出したご遺骨は、永代供養先へ「改葬許可証」とともに持参します。「改葬許可証」は、同じ寺院で永代供養墓に改葬する場合でも必要です。納骨の際には、閉眼供養の逆にあたる「開眼供養」が行われることもよくあります。新しいお位牌や墓石に魂を入れる、ご住職の読経による供養です。開眼供養をもって納骨は完了となります。

墓じまいに必要な費用

墓じまいに必要な費用は、主に「撤去工事費」「閉眼供養料」「行政手続き」の3つです。

墓じまいの費用相場

撤去工事費

墓地面積1㎡あたり8万円〜15万円

閉眼供養(お布施)

3万円〜5万円

行政手続き

〜3,000円

上記の相場で換算すると、墓地面積2㎡の場合、約20〜40万円程度が目安です。

このほか、墓じまいとあわせて檀家を離れる場合は、離檀料が必要になるケースもあります。一般的な相場は5〜20万円程度ですが、ご住職との関係性や地域の慣習によって幅があります。曖昧になりやすい部分のため、事前にご確認ください。

まとめ

墓じまいは、現在のお墓を解体・撤去して、新たにさまざまな供養の形を選ぶことです。永代供養は、ご遺骨の管理と供養を寺院・霊園に委ねる供養の形であり、墓じまいのあとの供養先のひとつでもあります。

この記事を手がかりに、今後のライフプランや経済的な状況を踏まえて、納得できる供養方法をお選びください。

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